ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 6

ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 6武田一義 (著), 平塚柾緒(太平洋戦争研究会) (著)
出版社: 白泉社 (2019/1/29)
昭和20年、3月10日深夜――。東京で大規模な空襲と同じ頃、ペリリュー島で生き残った田丸たちは食糧調達に成功。“水”と“食糧”を手に入れた彼らは再び“徹底持久”という目標を掲げ、集団生活を始める。飢えと渇きから解放された日々。それは、死と隣り合わせの戦場で、ほんのひと時の平穏。しかし、わずかな“余裕”を得るまで、気づかなかった戦争の一面を田丸らは知る――。極限状況下で、他者と常に行動を共にし、生活をする困難。明日をも知れぬ戦場で、懸命に日々を生きた若者の真実の記録。